住宅改修か建て替えか
福祉住環境整備は、高齢者や障害者の身体状況(どれくらい動けるか、何ができて何ができないか)によって発生する生活の不便・不自由を解消するのが、その主な目的です。
住環境整備の方針は、対象となる人の身体機能状態、可能なADL(日常生活動作)、介助・介護条件、さらに建築条件や家族関係、経済状態、生活目標などによって総合的に判断し決まりますが、大きく4つに分類することができます。
T.模様替え
具体的には家具等の移動による手すりの代用やスペースの確保、ベッドの導入、すのこやカーペットを利用した段差を解消など。
U.福祉用具の活用
車椅子の導入や風呂用シャワー椅子の利用。
簡易手すりを浴槽に取り付ける等。
V.住宅改修(リフォーム)
工事による段差の解消、手すりの付設、建具枠を広げる、床材の変更、介護スペース確保のための壁の除去や移設、ドア(扉)を開き戸から引き戸へ取替え、ドアノブをレバーハンドル式へ交換、トイレの洋式化、浴槽の取替え等。
W.住宅改修(リフォーム)と福祉用具の活用
段差の解消、手すりの付設、床材の変更、建具枠やドア(扉)の改良等の住宅改修をおこなった上で、ギャッチベッドや車椅子や移動式リフトや入浴用昇降装置などの福祉用具を導入。
住宅改修や福祉用具の導入ではどうしても解決できない場合(例えば、車椅子を使用しなければならないが、通路の幅員や建具枠を広げることが、住宅の構造上不可能な場合等)、住宅の建て替えや新築物件への移住を考慮することが必要になります。
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